小細工第二弾(はんだづけ&BONDIC)
[2020.05.14]
仕事で痙縮治療の「ボツリヌス療法」を行っております。その際に、狙った筋肉内に正確に注射するため電気刺激と筋電図記録を行っておりますが、刺激電極用のケーブルが1本しかなく、交換用を必要としていました。
そこで、昔のラジオ工作などを思い出しながら、ハンダ付と電極ヤスリがけ及びケーブル接続部補強のBONDIC処理を行ってみました:
ところで、この電極は何を使ったものだと思いますか?
初めは、伝導性が高くて身近にあった指用のアルフェンスシーネ(アルミ)にハンダ付を試みたのですが、全く着かず、
いろいろ探すも適当な金属片が見つかりませんでした。
何かないかと診察室のテーブル引き出しを探ってみたら、壊れたUSBメモリーが出てきました。
そこで、電極部分の金属が使えそうだったので、分解加工し、ハンダ付やBONDIC処理行ったのが上の画像です。
コロナ禍でいろいろな発想を余儀なくされる中、遊び心も忘れずにトライしてみました。