動画でわかる!「手・足のリハビリ生活のコツ」シリーズ第1弾「マヒの手を毎日使える3つの方法」
近頃のリハビリでは「マヒした手もどんどん使いましょう」と言われています。でも、そうは言ってもどうやって使ったらよいのか分からない場合もあるのではないでしょうか。
今回は、毎日の生活の中で麻痺した手を使う工夫をご紹介します。ご自分でもできそうなものが見つかり、マヒした手をもう一度生活の中で使うことが出来るようになっていただければ幸いです。
手を洗う時にマヒした手も使う工夫
1.水道の水を出す
手が開きにくくハンドル握ってひねることが出来なくても、レバー式のハンドルであれば操作することができる場合があります
ポイント:握らなくても、「押す・引く」で出すことができますね。
回転ハンドルはレバー式に交換することができます。
2.石鹸を出す
ソープディスペンサーを吸盤付きのソープホルダーなどで安定させることで、マヒした手でヘッド部分を押せるようになる方もいらっしゃいます。 ソープディスペンサーも、ヘッド部分を広くして押しやすくしているものや安価な家庭用自動ソープディスペンサーなど様々なものが販売されています。
ポイント:倒れないように、「ヘッドが大きく」「背の低い」ものがお勧めです。
3.手を拭く
タオルかけからタオルを外し、手を拭きます。その際、つまむことが出来る方の場合、立つ位置やタオルのかけ方を工夫することで、麻痺した手でタオルをタオルかけから外すことができるようになることもあります。
ポイント:つかみやすいように「近くに立つ」「手前を長くする」
「タオルを細く折ってって掛ける」ことがお勧めです。
なお、水回りは滑りやすい場合もあります。転倒には十分に注意をして、チャレンジして頂ければと思います。
今後もマヒのある患者様のお役に立てるような情報をお伝えしていきます。