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在宅で看取るということ(3月7日)

[2016.03.09]

3月7日の昼のリハビリカンファレンス中に在宅の末期がんの患者さん宅から携帯電話に緊急の連絡あり、
息苦しさを訴えているとのこと。
発熱していないかを確認し37.4度、しかし息苦しさは変わらずとのことで緊急往診。
到着した時、喘ぐような呼吸をしており酸素飽和度87%
聴診する間もなく‘’下顎呼吸‘’となってきた。
臨終は間近で、奥様と娘さんに‘’もう亡くなられますよ‘’と告げた。
10分も経たぬうちに呼吸停止、
微弱な心拍も数分後には消失し亡くなられた。
クリニックのすぐ近くにお住まいの方だったので往診リュックを背負って駆けつけることができた。
必要とされるときに短時間でいつでも対応できるということは在宅医療に取り組む医療機関に求められることだ。
当院では24時間365日そういう対応を心がけている。
特に今年の7月からは常勤医3人体制(全員大田区在住)となるので私一人のオンコール体制からようやく脱却できる。
「より良く生き、より良く逝く」ことをしっかりサポートしていきたい。
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空に向かう紅梅  この季節 命の息吹を感じます
死に立ち会う度に生かされていることのありがたさを感じます

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