地域情報紙「ふれあい雪谷」に執筆しました!
このたび、当クリニック総務部長が、雪谷地域で発行されている地域情報紙「ふれあい雪谷」に記事を執筆しました! 「ふれあい雪谷」は、平成2年に創刊され、雪谷地域の出来事や生活に役立つ情報を年4回(1月・4月・7月・10月)発行している地域密着型の広報誌です。自治会を通じて配布されるほか、雪谷特別出張所などでもご覧いただけます。
今回の記事では、近年多発する自然災害を踏まえ、日頃から防災について考え、備えることの重要性についてお伝えしています。また、大田区や法人が実施する防災訓練への参加を通じて、医療・介護の現場から地域防災に取り組んでいる様子も紹介しています。
山王リハビリ・クリニックは、これからも地域の安全・安心な暮らしに貢献できるよう、地域の皆さまとともに歩んでまいります。
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“命を守る地域の総合力とは”
山王リハビリ・クリニック 総務部長 山﨑 俊宏
私は大田区東雪谷にある山王リハビリ・クリニックで総務部長として勤務しています。30年以上続く当法人は、リハビリテーション医学を基盤に、地域の方々が「より良く生きる」ための医療・介護サービスを提供し続けています。
皆さんもご承知のとおり、近年我が国で発生する自然災害は予想を遥かに超える甚大な被害をもたらす傾向にあります。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、そして能登半島地震などの大地震に加え、異常な気象条件が重って起きる豪雨災害など、いずれも未曽有となる災害が毎年の様に起っています。もしも私たちが暮らす地域で起こったらどうなるのか?備えは大丈夫か?こう言った事を普段から考えておくことはとても大切です。
私が勤務する法人の職員も日頃から防災意識を持てる様に、大田区が計画する各種防災訓練や、法人が独自に計画する災害対処訓練に参加しています。行政等の機関においは、防災計画や実際的な訓練をしっかりと整備して頂いていますが、やはり地域に暮らす私達がそれらに関心を持ち、普段から主体的に行動しなければ命を守るための真の「防災の体制」を築くことは困難です。私たちは、自助(普段から物心両面の準備をして自からを守る)、共助(地域の住民やコミ
ュニティで助け合う)、公助(国や自治体などの救援活動)の精神を心に置いて備えを行い、非常時には円滑に支援を受けることができる体制でなければなりません。
私は以前、長年に渡って国の職務を果たして参りました。国内で発生した主要な大災害への対応や、我が国が行う国際貢献として、アジア太平地域にある国々の過疎地に対する人道支援にも従事して来ました。その在任中のある年に、世界最大級とされる巨大台風がフィリピンを襲い、死者約6000人、被災者約1300万人という甚大な被害をもたらしました。当時は私も現地入りして各国の救援組織とともに活動しましたが、私たちが到着するまでの間、現地の被災者は少ない資材で傷病者を手当し、隣の村から人力で物資を運び、食糧を分け合ったりしながら救援を待っていました。これは正にコミュニティの力です。
私達も過去の災害から多く事を学んでいると思います。地域の総合力こそが私たちの命綱であることを意識し、共に考え、共に行動できる街づくりが、今求められていると思います。







